おめでとうと

おめでとう、もう忘れてまたはじめましてして、わたしたち、生まれた途端生きろっていわれてだから生きてきて、それってなんなの、わたしは、おめでとうもいえない、いままでのこと指で窓に書いた、外からみると逆さのこんな結末の始まり、結末だってさあ殴れ、きれいな、海をみようって、抉れた、体をまるごととりかえて、舐めてたっていれていってそれで、それで終わりだった望んだ未来はいつまで待ってもきっと1秒分もこない、好きよ、いとしくて、死ねない、ちゃんと殺さないから、1秒ごとに過去が殺しにかかる、なかに棄ててなにってそこのそれ、準備はいいかはいどうぞ、贈ろうか、わたしはここに生きて、感情があるなんかある、1秒を1億に分けてもそのぜんぶに悲しみがしみて、いるとかいないとかどうでもいいああくだらない、おめでとう、終わり、わたしの特権にしようか、終わりってなんでも、一度きりらしいしなんかとうといよねばかばかしい