2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

● 冷蔵庫の儀式、ふたたび

でもなにも棄てられず!そんなんでどうする。

● こうしているうちにも、生まれる

わたしの感情はわたしの外で生まれる。内側からでてくるものではなくて、真ん中にあるもののごく薄い膜に滲みでたわたしの内容物が外(だとおもっている世界)とまじって生成される。そんな実感がある。

● なんにも過ぎない

雨は降っていて風が、風がつよくて、つよい。よく晴れた日の道端に羽だけになった鳩のいたことを思いだす。一年前。

● とりかえし

生きていた、という言葉はおかしい。なにがどうおかしいかと問われてもさあとしか答えられないけど。生きていたという言葉をきくと遮断機の下りない踏み切りを渡っている気分になる。

● 鳥の餌にでも

春になるといつも胸骨と心臓の間に風が吹き込んでいる気分になるのはなんで?解体されていくような、それをすこしのところで繋ぎとめているなにかの脆さを目のあたりにするような。変な気分!心細い。体がちいさくちいさくなってベランダの柵の隙間から落ち…

● つぎの息継ぎ

最近すこしだけ生き易くなったようなかんじがしている。たとえば今までは潜水(息継ぎ下手すぎ)で進んでいたところを水から顔をあげて進めるようになったような。でもわたしのこと。そんなのすぐに失念するんだろうな。そうならないように書いておこう。半…

● また東京に暮らすのもいいかもしれない

いつのまに大切な人たちがいる場所になっていたんだろう!馬鹿だからいつも気がつかない。まだ思い出にもなっていない記憶を書こう。わたしのやり方で。

● 輝線スペクトル

わたしにはあの女の人の放射する光のスペクトルがみえる。たぶん。それは橙色。

● タ オ ル

使い愛された(古された)タオルを新品だとおもって使い棄てている。-------タオルはタオルであって、糸でもなければアオイ科ワタ属の多年草ワタの種子からとれる繊維でもないんでしょう。どこからやってきてどんな姿をかつてしていたのかあるいはだれが摘ん…

● 切れそうになってからくもつながっているさま

近ごろまた不整脈がひどい。ちゃんと動いているときのほうが少ない気がするほど乱れまくっている。階段を踏み外しながら安らかに眠れるわけはなくて、さらにひどくなる。悪循環!心と体って、言葉にするとべつべつのもののようなかんじがするけれど、本当は…

● 春雷

犬に、ようよう!とあいさつするのがはやっている。ようよう!っていうと犬はよろこぶ。ようよう!っていうと、うれし切なげな声をあげて走りまわり感極まった様子で飛びついてくる。だからようよう!ってあいさつする。犬のよろこぶ姿をみるのは、でも、ち…

● 春眠

犬がよろこぶことをわたしはする。よろこぶことをすると犬はぜったいによろこぶ。犬がよろこんでいることをわたしは知っているし、犬はわたしがそれを知っていることを、知っている。それを、こころが通じているという!人間だってきっといっしょだ。そんな…

● ここはどこ

たどりついてもずっと向かいつづけなければいけない場所があります。だから帰りみちはみたことがないし存在もしない。