時間が進まなくなったということばかりがぼんやり浮かんで沈んで、頭の芯は古いゴムのようにひびわれていて船酔い。昨日があって今日になって、もう12月、ひとりで、ふたりで、だれもいなくても朝、夜も、明け方のにおいとか、霜のおりた草の、とける光が映…
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