7時なのにまだ明るいとか、近づいてくる山が黄緑と深緑のまだら模様だとか、日に日に濃くなる影や、陽に焼かれた地表の匂い、そんなものに傷つく。そこらじゅうに散乱している悲しみにむせて路上に転がる石を蹴る。カレー屋に着くまで蹴り続けられたらあの人…
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