● 未来のしたく

日々の選択をどうしようもなく流れた時を一秒前の息づかいをわたしに返す、いのち。日々の営みの上にあった何億回もの選択そしてあるいは選択していないもの、そのすべてがいのちというものでもってわたしになっている。なっていく。だからこうして、生きている限り後悔なんて、しようがない。今までの賽の目ひとつ、変えてみたところでわたしというものが覆るはずもなく、だから唯一。だからあなたはどうしようもなく、あなたなんだ。生きて、いてくれるだけでいい。死ぬまで、生きていて。